平成14年第1回東京二十三区清掃一部事務組合議会定例会会議録

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更新日:2012年1月23日

平成14年第1回東京二十三区清掃一部事務組合議会定例会会議録

1.期日

平成14年2月22日(金曜日)

2.場所

東京区政会館

3.出席議員(13名)

  • 1 番 中央区 小林高光
  • 3 番 港区 島田幸雄
  • 5 番 文京区 成澤廣修
  • 6 番 台東区 寺井康芳
  • 7 番 北区 樋園洋一
  • 9 番 品川区 林 宏
  • 10番 目黒区 宮沢信男
  • 11番 大田区 河津章夫
  • 12番 世田谷区 新田勝己
  • 16番 豊島区 遠竹よしこ
  • 17番 板橋区 菅 東一
  • 21番 足立区 馬場繁太郎
  • 22番 葛飾区 峯岸 實

4.欠席議員(10名)

  • 1 番 千代田区 鳥海隆弘
  • 4 番 新宿区 野口ふみあき
  • 8 番 荒川区 斉藤泰紀
  • 13番 渋谷区 伊藤毅志
  • 14番 中野区 斉藤金造
  • 15番 杉並区 小泉やすお
  • 18番 練馬区 小林みつぐ
  • 19番 墨田区 瀧澤良仁
  • 20番 江東区 川名省三
  • 23番 江戸川区 松下彰男

5.出席説明員

  • 管理者 石塚輝雄
  • 副管理者 高野之夫
  • 副管理者 竹尾 格
  • 収入役 榑松 健
  • 監査委員 山本仁衛
  • 総務部長 松本嘉夫
  • 総務部参事 佐藤良美
  • 施設管理部長 廣田倬典
  • 処理技術担当部長 山田万生
  • 計画推進部長 梅澤勝利
  • 計画推進担当部長 松本保幸
  • 建設部長 山田和秀
  • 職員課長 大久保一成
  • 財政課長 田島俊二

6.出席議会事務局職員

  • 事務局長 金子勇夫
  • 事務局次長 高橋進治
  • 書記 印出井一美
  • 書記 伊籐孝昭

7.議事日程

  • 日程第  1  会期決定について
  • 日程第  2  議案第1号 東京二十三区清掃一部事務組合財政調整基金条例
  • 日程第  3  議案第2号 東京二十三区清掃一部事務組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
  • 日程第  4  議案第3号 東京二十三区清掃一部事務組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
  • 日程第  5  議案第4号 平成13年度東京二十三区清掃一部事務組合一般  会計補正予算(第1号)
  • 日程第  6  議案第5号 平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合一般  会計予算
  • 日程第  7  議案第6号 平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合経費分担金について
  • 日程第  8  報告第1号 専決処分した事件の報告について
  • 日程第  9  陳情の付託
  • 日程第 10 運営委員会の閉会中の継続調査について

8.追加日程

  • 追加日程第  1  議案第2号 東京二十三区清掃一部事務組合職員の勤務時間、休日、休暇に関する条例の一部を改正する条例
  • 追加日程第  2  議案第3号 東京二十三区清掃一部事務組合職員の育児休業に関する条例の一部 を改正する条例
  • 追加日程第  3  議案第1号 東京二十三区清掃一部事務組合財政調整基金条例
  • 追加日程第  4  議案第4号 平成13年度東京二十三区清掃一部事務組合一般 会計補正予算(第1号)
  • 追加日程第  5  議案第5号 平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合一般 会計予算
  • 追加日程第  6  議案第6号 平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合経費分担金について
  • 追加日程第  7  議案第7号 東京二十三区清掃一部事務組合副管理者の選任同意について
  • 追加日程第  8  議案第8号 東京二十三区清掃一部事務組合収入役の選任同意にいて
  • 追加日程第  9  議案第9号 東京二十三区清掃一部事務組合監査委員の選任同意について
  • 追加日程第 10 議案第10号 総務・事業委員会の閉会中の継続審査について

開会(午後2時00分)

成澤 廣修議長 ただいまから平成14年第1回東京二十三区清掃一部事務組合議会定例会を開会いたします。
ただちに本日の会議を開きます。
まず、会議規則第112条に基づき、9番、林宏議員及び10番、宮沢信男議員を会議録署名議員に指名いたします。

〔「はい」の声あり〕

ここで管理者から発言の申し出がありますのでこれを許します。

石塚 輝雄管理者 平成14年第1回定例会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員の皆様方には大変お忙しい中ご参集いただきまことにありがとうございました。

一昨年の4月に清掃一部事務組合が発足をしてから、間もなく3年目を迎えようとしております。おかげをもちまして順調に運営をいたしております。改めて感謝申し上げる次第でございます。今後もこれまでの2年間の成果をいかしつつ、施設整備や工場の運営、財政措置等にかかる課題に全力で取り組んで参る所存でございます。何とぞ引き続き議会の皆様方のご指導とご協力をいただきますよう、お願いを申し上げます。

本日は財政調整基金条例の新設など条例案件3件と、平成13年度一般会計補正予算、平成14年度一般会計予算、経費分担金についての6件の案件を提案させていただきます。よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げ、 私のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

成澤 廣修議長 以上で管理者のあいさつは終わりました。
次に、諸般の報告を事務局長にいたさせます。

金子事務局長 ご報告申し上げます。
1、平成14年第1回東京二十三区清掃一部事務組合議会定例会の招集について
2、議案及び報告の送付について
3、議事説明員について

以上「1」から「3」の3件につきましては、お手元に文書の写しがございますので、内容の朗読を省略させていただきます。なお、本日欠席の届がありました議員は10名です。

成澤 廣修議長 次に、例月出納検査の報告が、監査委員から提出されておりますので、事務局長に報告いたさせます。

金子事務局長 お手元に、平成13年11月分及び12月分の報告書の写しがお配りしてございますので、写しの配付をもってご報告とさせていただきます。

成澤 廣修議長 日程第1を議題といたします。

〔事務局長朗読〕

日程第1 会期決定について

成澤 廣修議長 会期についてお諮りいたします。本定例会の会期は、本日より2月28日までの7日間とすることに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって、会期は本日から7日間と決定いたしました。
次に、日程第2を議題といたします。

〔事務局長朗読〕

日程第2 議案第1号 東京二十三区清掃一部事務組合財政調整基金条例

成澤 廣修議長 提案理由の説明を求めます。
竹尾 格副管理者。

竹尾 格副管理者 議案第1号につきまして、提案しました理由並びに内容についてご説明申し上げます。
議案第1号、東京二十三区清掃一部事務組合財政調整基金条例は、年度間の財源を調整し、当一部事務組合の財政の健全な運営を図るため、財政調整基金を設置するものでございます。

内容といたしましては、基金を設置し、積立額、運用益金の処理、基金の処分等について新たな条例を制定するものでございます。

以上が本議案を提案いたしました理由並びに内容でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

成澤 廣修議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
ただいまの説明に対し、ご質疑はございますか。

〔「なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 特に質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りいたします。議案第1号については財務委員会に付託いたしたいと思います。
これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって、議案第1号は、財務委員会に付託することに決定いたしました。

次に、日程第3及び日程第4を一括議題といたします。

〔事務局長朗読〕

日程第3 議案第2号 東京二十三区清掃一部事務組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

日程第4 議案第3号 東京二十三区清掃一部事務組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例

成澤 廣修議長 提案理由の説明を求めます。
竹尾格副管理者。

竹尾 格副管理者 議案第2号及び議案3号につきまして、提案いたしました理由及び内容についてご説明を申し上げます。

議案第2号、東京二十三区清掃一部事務組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例は、特別区の介護休暇制度の改正に伴い、必要な規定の整備を行うものでございます。
内容といたしましては、介護休暇を承認する際の、被介護者の範囲を変更するものでございます。
議案第3号、東京二十三区清掃一部事務組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例は、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、必要な規定の整備を行うものでございます。

内容といたしましては、育児休業をすることのできない対象職員、再度育児休業をすることができる特別な事情及び承認の取り消し事由等の関連する規定を改めるものでございます。

いずれも特別区と同様の内容とするものでございます。以上がこれらの提案をいたしました理由並びに内容でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

成澤 廣修議長 以上で提案理由の説明は終わりました。ただいまの説明に対しご質疑はございますか。

〔「なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 特に質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りいたします。議案第2号及び第3号については、総務・事業委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって議案第2号及び第3号は総務・事業委員会に付託することに決定いたしました。

次に、日程第5から日程第7までの3件を一括議題といたします。

〔事務局長朗読〕

日程第5 議案第4号 平成13年度東京二十三区清掃一部事務組合一般会計補予算(第1号)

日程第6 議案第5号 平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合一般 会計予算

日程第7 議案第6号 平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合経費分担金について

成澤 廣修議長 提案理由の説明を求めます。
竹尾格副管理者

竹尾 格副管理者 議案第4号から第6号につきまして、提案いたしました理由及び内容についてご説明申し上げます。

始めに、議案第4号、平成13年度一般会計補正予算につきまして、ご説明申し上げます。お手元の平成13年度東京二十三区清掃一部事務組合一般 会計補正予算(第1号)をごらんいただきたいと存じます。3ページをお開き願います。

まず、予算総則でございますが、第1条は歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ63億4,600万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ、1,110億2,000万円と定め、その款項の区分ごとの金額を5ページ第1表の歳入歳出予算補正のとおりと定めるものでございます。
第2条は、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することのできる経費を、7ページ、第2表 繰越明許費のとおり定めるものでございます。

第3条は,債務負担行為の補正で、廃止について7ページ第3表 債務負担行為補正のとおり定めるものでございます。

第4条は、組合債の補正で、変更及び廃止について、9ページ第4表 組合債補正のとおり定めるものでございます。

5ページをお開き願います。第1表の歳入歳出予算補正の款項の区分ごとの金額でございます。歳入歳出にそれぞれ63億4,600万円を追加し、合計額は1,110億2,000万円となり、補正前の額と比べて、6.1%の増額となっております。歳入歳出予算が増額となりました主な理由は、国の第1次、第2次補正予算に対応いたしまして、平成14年度に計画していた施設整備費の国庫補助事業の一部を平成13年度に前倒しするものでございます。また、当初予算編成後に生じました歳入歳出の過不足を調整し、将来の各区の分担金の負担増を補てんすべく、財政調整基金へ積み立てを行うものでございます。

第1表をごらんください。まず、歳入の内容でございます。第2款、使用料及び手数料は、主に持ち込みごみの搬入実績増により4億8,550万円を増額するものでございます。第3款、国庫支出金は44億903万4,000円の増額でございます。これは施設整備費にかかわる国庫補助金について、当初予算では3分の1の補助率で計上しておりましたが、適用法令の期間延長により2分の1の補助率が継続されたほか、国の補正予算に対応して事業を前倒ししたことによるものでございます。第4款、都支出金は、都派遣職員にかかわる給料等の実所用額が財調算定額を下回る見通しとなったため、当初計上の5億5,500万円を全額減額するものでございます。第6款、繰越金は12年度からの繰越金と、当初計上額との差33億8,371万7,000円を増額するものでございます。第7款、諸収入は主にエネルギー売払収入の実績増により、5億578万9,000円の増額となったものでございます。第8款、組合債は国庫補助金の増額及び契約額の確定と、対象経費の減少により18億8,304万円を減額するものでございます。

次に歳出の内容でございますが、第1款、議会費は130万4,000円の減額。また、第2款、総務費は2億6,961万9,000円の減額でございますが、これらは職員費の減額のほか、その他の経費についても年度末までの見通しを精査し、減額するものでございます。第3款、清掃費は1,716万3,000円の減額でございますが、これは第1項、清掃費につきまして職員費及びその他の経費を精査し、19億9,716万3,000円を減額する一方、第2項、施設整備費について、国の補正予算への対応等で19億8,000万円を増額するものでございます。第4款、公債費は組合債並びに一時借入金利子の実績減により1億6,306万4,000円を減額するものでございます。第6款、諸支出金は特別区分担金の急増が予想される後年度に備え、それの補てんを行うべく財政調整基金積立金として67億9,715万円を新たに計上するものでございます。7ページをお開き願います。

第2表は繰越明許費でございます。国の補正予算に対応して増額した経費のうち、年度内執行が困難な事業費について、翌年度へ繰り越すもので9事業において、計86億7,596万7,000円でございます。第3表は、債務負担行為補正でございます。多摩川清掃工場のプラント工事に伴う外構工事につきまして、工期の変更により1件、2億8,100万円を廃止するものでございます。9ページをお開き願います。第4表は組合債補正でございます。国庫補助事業を前倒しし、及び契約額の確定等により13件の限度額を変更するほか2件を廃止するものでございます。なお、資料の11ページ以降は、事項別明細など補正予算の詳細を説明したものでございます。

続きまして、議案第5号、平成14年度一般会計予算につきまして、ご説明申し上げます。お手元の平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合一般会計予算をごらんいただきたいと存じます。3ページをお開き願います。
まず、予算の総則でございますが、第1条は歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ735億4,400万円と定め、その款項の区分ごとの金額を5ページの第1表、歳入歳出予算の定めのとおり定めるものでございます。

第2条は地方自治法第214条の規定により、債務を負担する事項、期間及び限度額について、7ページ、第2表、債務負担行為のとおり定めるものでございます。

第3条は、地方自治法第230条第1項の規定により起こすことのできる組合債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を7ページ、第3表、組合債のとおり定めるものでございます。

第4条は、地方自治法第235条の3第2項の規定により、一時借入金の借り入れの最高額を200億円と定めるものでございます。

5ページをお開き願います。第1表は、歳入歳出予算の款項の区分ごとの金額でございます。歳入歳出とも合計は735億4,400万円で前年度と比べまして311億3,000万円、率にいたしまして29.7%の減額となっております。歳出予算が大きく減額となりました主な理由は、施設整備費が渋谷、中央清掃工場の建設の終了等による減のほか、国の平成13年度の補正予算に対応し、平成14年度に計画した事業を平成13年度へ前倒ししたことによるものでございます。また、歳入の減額となりました主な理由は、施設整備費の減額に伴い、それに充当する国庫支出金組合債が大きく減となったことによるものでございます。

第1表をごらんください。歳入の内容でございますが、第1款、分担金及び負担金は特別区分担金など390億85万3,000円でございます。このうち特別区分担金の予算額は390億21万6,000円で、前年度と比べ25億9,875万7,000円、率にいたしまして6.2%の減額となっております。第2款、使用料及び手数料は、持ち込みごみにかかわる廃棄物処理手数料など153億5,353万3,000円でございます。第3款、国庫支出金は廃棄物処理施設整備費補助金など39億9,712万1,000円でございます。第4款、財産収入は物品売払い代金など157万3,000円でございます。第5款、繰越金は3億円でございます。第6款、諸収入はエネルギー売払収入など37億5,092万円でございます。第7款、組合債は清掃工場等整備費にかかわる組合債111億4,000万円でございます。

次に歳出の内容でございますが、第1款、議会費は議員報酬や事務局運営費など1,105万8,000円でございます。第2款、総務費は本庁職員、再雇用職員の人件費及び、本庁管理などの総務管理費並びに監査委員費で47億1,063万7,000円でございます。第3款、清掃費はごみ焼却費、不燃粗大ごみ処理費及びし尿処理費などの清掃費、並びに清掃工場整備費などの施設整備費で678億3,275万5,000円でございます。このうち施設整備費は217億7,062万7,000円で、前段で申し上げましたとおり、渋谷、中央清掃工場の建設終了及び国の補正予算に対応した事業の前倒し等により、前年度と比べ324億6,921万1,000円、率にして59.9%の減額となったものでございます。第4款、公債費は組合債の利子償還金及び一時借入金の利子で6億8,954万9,000円を計上しております。第5款、諸支出金は財政調整基金への積立金で科目存置として1,000円を計上いたしております。第6款、予備費は3億円でございます。

7ページをお開き願います。第2表は債務負担行為の内容でございます。多摩川清掃工場プラント更新に伴う外構工事、及び大井清掃工場のプラント更新の本体工事等5事業でございます。限度額の合計は567億600万円でございます。第3表は組合債でございます。起債の目的になる事業は14件で渋谷清掃工場の用地取得、及び多摩川、板橋、足立、大井清掃工場のプラント更新事業等に充当するものでございます。限度額の合計は111億4,000万円でございます。なお、資料の9ページ以降は事項別明細など予算の詳細を説明したものでございます。

続いて、議案第6号、平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合経費分担金については、規約第16条に基づき、分担金総額を390億21万6,000円と定め、1区当たりの分担金額、分担金の納期及び金額について定めるものでございます。

以上がこれらの議案を提案いたしました理由及び内容でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

成澤 廣修議長 以上で提案理由の説明は終わりました。ただいまの説明に対して、12番、新田勝己議員から質疑の通告があります。発言を許します。

新田勝己議員。

新田 勝己委員 先般、灰溶融の民営化という話が説明であったわけでございますけども、それが民営化というのは、前々から私ども申し上げているのですが、そういう形の中で清掃一部事務組合がどのような考え方でそれを計画をするのか。また、計画案を当然持っているのかな。どういうお考えなのか、その辺をお聞かせいただければと、このように思っているわけでございます。

成澤 廣修議長 廣田倬典施設管理部長。

廣田 倬典施設管理部長 お答えいたします。平成14年度に試運転を開始いたします板橋、多摩川、両清掃工場につきまして、付設する灰溶融施設の運転管理を民間に委託するという形態の対応をいたしましたのはお話のとおりでございます。その理由は次のとおりでございます。

一つは溶融方式。灰を溶かす方式にはいろいろありまして、アーク式であるとか、あるいはプラズマ方式であるとかロータリーキルン式とかいろいろな方式があるわけでございますが、これらの方式の違いによる運転管理技術の特殊性でありますとか、複数の清掃工場から性状の違った灰を集めるということでございますので、それらの灰の溶融技術の専門性という面につきまして、直営職員がこれまでに蓄積をしておりますノウハウには不足があるということが一つございます。

それから二つ目に、他都市におきまして、灰溶融につきましては業務委託による運転管理で支障なく行われているという実績がございます。

そしてもう一つ、委託をすることによって、職員定数の抑制につながるということがございます。こうした観点に立ちまして、適切な管理のもとで、具体的な運転業務につきましては専門業者に委託することが最善の方策であるというふうに判断をした次第ごさいます。

なお、今後の灰溶融施設にかかわる運営方法につきましては、ただいま申し上げました考え方に基づきまして、これから操業を開始いたします板橋、多摩川の運営状況や、あるいは今後の技術の発展状況などを踏まえまして、慎重に検討していきたいというふうに考えております。

今後の課題として、今申し上げたことがございますけれども、平成11年にいわゆるPFI推進法というものが成立をいたしております。民間活用による新しい社会資本整備の手法として導入されたわけでございます。今後は、これらの手法につきましても研究いたしまして、二十三区民の負託にこたえ、一層事業の効率的な推進に努めていきたいというふうに考えているところでございます。

成澤 廣修議長 新田勝己議員。

新田 勝己議員 今、PFIの話が出ました。そういう考え方は持っていると。灰溶融だけではなくて本体そのもの、そういう形の中で何らかの形は、実はこれ、民営化をという形の中で話をさせていただいたとき、まだまだ考えができていないような答弁をいただいたわけですが。公がすべてのものをやっていくという時代がかわってきているだろうと。だからこそPFIという考え方などもできてきている。ですから、清掃一部事務組合は将来を見越して経費がかかる、ランニングコストがかかるという形の中では、そういうものを視野に、民営化という形を視野に入れていかなければ、これから800万区民の皆さん方は負担が多くなるだけであろうというのが、公がやっていくと大体1.5倍の経費がかかるというのは通説でありますので、そういう形の中では清掃一部事務組合の中も視野を広げていただきたいなと。こういう形の中で気持ちを言葉にあらわしながら要望をさせていただきたいと、このように思っています。

以上です。

成澤 廣修議長 次に、9番、林宏議員から質疑の通告があります。発言を許します。

林 宏議員 ごみの減量、循環型社会を形成していくということが基本的原則のお考えと言うのは、23区清掃事業がスタートしたところで決まっている。今、国あるいは都道府県挙げてそういう方向で進んでいるということ。二十三区の清掃事業が始まって、先ほど管理者の方からも2年を経過しようとしているということで。一応、一部事務組合の条例では17年度末という一つの期限を設けている。とすると3分の1が終わろうとしている。数字の遊びじゃありませんけれど、14年度の予算はちょうど中間点を迎えるわけで、幾つか質問をさせていただきます。

細かい話で最初申しわけないのですけれど、40ページの第3款1項2目のごみ焼却費がふえてきている。これは、予測の中で立てられていく予算ですから、どうしてやったらごみがふえそうだ、あるいは清掃工場が増えたからということにはなるのでしょうけども、こうやって今もPFI、民間委託のお話しが出ていましたけれども、限りなく毎年ふえていくということの心配があるわけです。ごみ量の予測、あとで聞きますけれども、とりあえず14億円増にもなるというのは、どこに原因があるのか、まず聞かせてください。

成澤 廣修議長 廣田倬典施設管理部長。

廣田 倬典施設管理部長 お答えをいたします。まず、ごみ焼却費の増ということでございますけれども、もっとも大きな要素は板橋工場の開設と多摩川工場の開設準備を予定しているということにございます。板橋工場にはご案内のとおり、灰溶融施設を併設をいたしますために、運転委託料を始め、この灰を溶かすために使います電極棒を始めといたします消耗品費や、あるいは光熱費などに多額の経費を要することになるわけでございます。また、多摩川工場も開設準備に入りますので、両工場を合わせますと約20億1,000万円の経費が必要となります。他方、工場の建替え及びプラント更新計画に基づきまして、本年3月末に大井工場、9月末には?飾、世田谷、両工場の閉鎖を行うこととしております。これによりまして3工場にかかわる半年から1年分に相当する運営経費が削減できることになるわけでございます。ところが、これらの工場はいずれも旧式の設備でございまして、灰溶融施設も併設されていないことなどから、管理運営経費も比較的低いわけでございまして、削減額は3工場を合わせましても11億3,000万円にとどまるわけでございます。その結果、開設するところと閉鎖をするところの差し引きで8億8,000万円の増加ということになるわけでございます。

これに加えまして次のような増額の要素がございます。その一つはダイオキシン類対策特別措置法の規定によりまして、平成15年1月から排水の排出基準がこれまでよりも厳しくなります。この基準を達成するために排水処理設備などの改造工事を行うことや、計画的にボイラー設備や燃焼設備の整備を行うことによりまして、各工場合わせますと工事請負費が約7億3,000万円の増額になるわけでございます。第二にダイオキシン対策工事を進めてまいりました五つの工場、練馬ほか五つの工場に新たにろ過式集塵機が設置されましたために、従来からの薬剤に加えまして飛灰に含まれる重金属を固定する薬剤など比較的値段の高い薬剤が必要になりまして、これらの購入経費で約2億2,000万円増額となります。各工場におけるその他の減額分を合わせて差し引きいたしますと14億7,000万円程度の増額になったということでございます。

林 宏議員 わかりました。理解はしておきます。ただ、東京都がやっていた清掃事業から23区に下りてきて、今お話しされていたことは、想像というか予想をしなかった部分の経費がふえてくる。これは今のご説明にあったように、半分以上はランニングコストとしてふえているということですよね。そうすると東京都と交渉している中でのいろいろ23区の交渉の後、実際に一部事務組合が活動作業を始めるという段階にくると、計算外のお金が出ていくようになっているということですよね、実際には。だから、これはこの後、話に出てくる部分にも引っ掛かってくるわけですけれども、東京都がやっていたよりか大分経費がかかってくる。で、それに見合うように人を削減していく、あるいは工場の整備をしていくということが必要になってくるというふうに考えますので、その辺もぜひお考えの中に入れておいていただきたいと思います。

次に移ります。ごみ減量が進んでいる。何回も会議あるいは議論の中で、家庭から出るごみは減ってきている。ただ、持ち込みのごみ、大部分が事業所から出る持ち込みは多いわけですけれども、そのごみがふえている。そのごみがどこから出てくるのと聞くとわからない。何区から出てくるのもわからない。ひょっとすると他府県、府はないな。他県あるいは他市から入ってくるごみもあるのではないかと。マニフェストをしていてもつかみきれないということですから、あるのではないかということが考えられる。そうすると、このごみ予測をしていることが何のためにあるのか。よそからどんどん流入してきたら計算していてもしようがない。佐川急便とかああいうところが使っている運転手さんが持っているああいうものを使えば、今品川区内で何キロ積んだよ、あるいは今度はほかへ行って何キロ積んだということが計算できるんだろうけど、なかなかできないということになるとごみ予測は非常に難しいというのを大前提として、12年度の実績は出ている。14年度の推定のごみ量で予算を立てた。先ほど言った17年度末の予測のごみ量というのを推定していたらその数字をまず聞かせてください。

成澤 廣修議長 松本嘉夫総務部長。

松本 嘉夫総務部長 それでは、私からお答えいたします。
まず1点目です。平成12年度の二十三区収集及び持ち込みごみの量を合わせての実績でございますけれども約350万1,000トン、平成11年度と比較をしますと量で10万トン、率で2.8%の減となります。ごみ量の将来予測値につきましては当一部事務組合の既定計画においても、施設整備計画の前提となるものとして、そういう意味で区部全域を対象としたごみ量を算出してございます。次に平成14年度のごみ量でございますけれども、現在13年度ごみ量の実績等を踏まえますと、若干微増をするというふうに考えてございます。なお、平成17年度の予測値でございますけれど、これは現段階での検討に基づく試算ということでございますが、ごみ量は352万トン。この内訳としまして可燃ごみ量は約295万トン、不燃ごみ量は57万トンと試算をいたしてございます。以上です。

林 宏議員 あくまでも予測ですから、ここで議論して正しいという話ではないと思いますけれども、これからいろいろなことをやっていく上でごみの予測というのは非常に大事な問題。その大事なところで、いわゆる工場に入るときにはキロ数は計ってやっていますけれど、正確なんだろうけれど、そのごみはどこからというのは、まだまだ不確定な部分が多いわけですね。そういうのはきちんと整理していかないと、予測のもとにいろいろなことを計画していく、その予測の数字があやふやだというのは非常に我々は不安に感じるところなので、できるだけ実績をはかっていって、12年度の実績はおっしゃったけれど、これをとっても全部が二十三区内なのかということを問い詰めたら、いや、わからない部分あります。必ずあると。そのぐらいあやふやなのですから、ぜひ、正確にごみ量をとらえられるように進んでいただきたい。

それから次に移ります。今、17年度が352万トン。ではそれに対して二十三区の清掃一部組合で抱えるというか、抱えると言い方おかしいね、操業する工場の処理能力、マックスと、それから実際に休む工場があるわけですからマックスの部分とグロスの部分を聞かせてください。

成澤 廣修議長 松本 総務部長。

松本 嘉夫総務部長 先のダイオキシン類のばく露防止対策にかかる施設整備計画の一部変更を踏まえながら、現在、大井工場、それから?飾についてはプラント更新、それから世田谷工場の建替え等を着実に進めている段階でございます。予測ごみ量の焼却能力でございます。先ほどご説明したように平成17年度は、つまり平成18年度当初では可燃ごみ量は約295万トン、焼却能力はおおむねでございますけれど340万トンから350万トンを確保できるものというふうに見込んでございます。

林 宏議員 長くなりますので最後にします。今のもマックスで。そうするとかなりごみ減量も進むし清掃工場の整備も進むというふうに理解をして、我々もこれから進めていきたい。
自区内処理というのが、東京都と23区の間で交わされた一つの原則を持っているわけで、大前提としてきたわけですけれど、環境問題がさっき言ったように東京都がやっていたときよりも変わってきている。特にダイオキシン対策というものが非常に大きな問題になってきているということを考えると、この自区内処理ということも東京都と23区と交渉をしていたときと大分かわっているだろうと、状況が。こういう理解をしておいて私はいいと思うのですけれど、それでよろしいかどうか。

それから、安定的な処理能力、今聞かせていただいた23区の中の処理能力というのが、最初は115%ということでしたね。自区内処理の上において115%という数字があったわけですけれど、今、数字を見させてもらうと、それはクリアできる。もっとすごい120%ぐらいです。

それから、これは区政会館だよりの去年の夏136号に載っていたのですけれど、部長会の会長さんの談話、区長会から安定的な処理体制が可能となる地域ブロックの設定を検討せよというふうに下命が下っている。これも事実だろうと思います。そうすると、17年度末に協議をする。17年度末に協議を始めたら18年度の4月1日は協議中ですよね。事実上。そういう考えでいいですよね。そうすると、先ほどお話ししたように、ちょうど中間点に差しかかってきたということを考えると、この予算の中、予算つけるかどうかは会議費ですから金額的にはどうこうじゃないですけれど、少なくとも事業計画であるとかそういう中に、17年度末に向かっての準備、よく言う建物を建てるときに基本計画だとか実施計画だとかいろいろ段階踏むわけですから、この協議についても、もう始めるべきだと。このことは一組の職員の皆さんにお話ししても、前にもどなたかご答弁があって、一組としては、こういう仕事をしなさいと言われたら一生懸命するのが本来の我々の任務だというふうに聞いています。 それを踏まえた上で17年度末に向かって、いろいろな資料、先ほどから言っているその推定値、ごみの量であるとか処理能力であるとか、まだこれからいろいろ問題が出てくるダイオキシン対策だとか、そういうことの資料をいろいろ整理をして準備を始めるときにきていると思うのですけれども、これは区長会でやることですから管理者が区長会に向かって一組の管理者として議会でこういう話が出たということは伝えていただきたい。それから一組としても先ほど言った資料等の整理にこれから当たっていただきたいと思いますが、これについてお答えください。

成澤 廣修議長 石塚輝雄管理者。

石塚 輝雄管理者 ただいまの平成17年度に向けての協議のお尋ねがございました。林議員さんのお話しのとおり、これは速やかに準備に取りかかる必要があると、かように思っております。平成12年4月のときに私どもは東京都から清掃事業を移管される際に、一定の期間共同処理にすることにしなければならないということで、今仕事をしているわけでありますけれども、そのときに当時の自治省から一つの見解が示されており、この見解と申しますのは、もうご存知だと思いますけれども、この共同処理を廃止する場合。この場合には住民の方々にとりましては大変な混乱が生じるのではないかと。それに向けて、組合としても安定的に処理体制を確立するようにと、こういうようなお話しでございますので、これに向けて今、準備をしているわけであります。

そこで区長会といたしましては、この間、共同のいろいろな協議体があるわけでありますけれども、その協議体、具体的には清掃の担当部長会、あるいは課長会に対しまして、これらの体制に向けて、処理の体制について、地域の処理、あるいはブロック制、そういうものについて検討してはどうかと、そのようなことを下命をいたしました。今、お話しいたしたとおり、この下命に当たりましては清掃一部事務組合としては資料やデータを提供いたしまして、協議検討がスムーズに仕事が進みますようにお願いをしているところであります。そしてまた一方、区長会といたしましては、この問題につきまして、やはりスムーズな検討ができますように、さらに下命を続けていきたいというように思っているところであります。その他のことにつきましては理事者からお答えを申し上げます。

成澤 廣修議長 竹尾格副管理者。

竹尾 格副管理者 ただいま管理者から区長会副会長として、区長会の方でどういうことをしているかということについてご答弁がございました。林議員からご提案ありましたように、私ども一部事務組合は現実に最終的にでき上がります19の清掃工場を直接的に管理運営している立場といたしまして、今申されました会議体に対して具体的な資料等を提供できるように、既に私どもの中にそういうチームをつくりまして検討しております。いつでも対応できるようにしております。これからもきちっと対応していく所存でございますので、どうぞご理解いただきたいと思います。

林 宏議員 ありがとうございます。ぜひ、進めていただきたい。
もう一言付け加えさせていただきたい。自治会館、仮称ですけれども建設が始まろうとしている。17年度末にぜひ、一部事務組合が解散できるということであれば、16年度に自治会館に入る一組というのは1年しかそこを使わないわけですね。縮小される、ゼロになるということではないというのは承知してます。そうなってくると自治会館への移転ということも、もう一度議論をするべきだろうというふうに、今の段階ではする方がいいのではないかというふうに考えますので、これも一つ、管理者の方にはお伝えをしておきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。

成澤 廣修議長 ほかに、ご質疑はございますか。

〔「なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ほかに質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りいたします。議案第4号から第6号までの3件については財務委員会に付託したいと思います。
これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって、議案第4号ほか2件は財務委員会に付託することに決定いたしました。
次に、日程第8を議題といたします。

〔事務局長朗読〕

日程第8 報告第1号 専決処分した事件の報告について

成澤 廣修議長 事務局長に文書を朗読いたさせます。

金子事務局長 「報告第1号 専決処分した事件の報告について
地方自治法(昭和22年法律第67号)第180条第1項の規定に基づき、議決を得た契約の変更について、別紙調書のとおり専決処分したので、同条第2項の規定により報告する。

平成14年2月22日

東京二十三区清掃一部事務組合管理者 石塚 輝雄」

成澤 廣修議長 提出理由の説明を求めます。
竹尾格副管理者。

竹尾 格副管理者 報告第1号につきましてご説明申し上げます。
本件は、議決を得た契約の変更について専決処分を行ったものでございます。議決を得た契約の契約変更調書のとおり、練馬清掃工場排ガス処理設備整備工事、ほか7件の合計8件でございます。また、いずれも減額変更でございます。以上でございます。

成澤 廣修議長 以上で報告は終わりました。ただいまの説明のとおりでありますので、ご了承願います。
日程第9を議題といたします。

〔事務局長朗読〕

日程第9 陳情の付託

成澤 廣修議長 今回受理いたしました陳情は、お手元に配付した陳情文書表のとおりであります。
お諮りいたします。陳情第1号は総務・事業委員会に付託いたしたいと思います。
これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって、陳情第1号は、総務・事業委員会に付託することに決定いたしました。

この際、付託案件の委員会審査のため暫時休憩いたします。

休憩(午後2時45分)

再開(午後3時03分)

成澤 廣修議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいま管理者から議案第7号から議案第9号までの3議案が提出されました。
お諮りいたします。総務・事業委員会の審査が終了した2議案、財務委員会の審査が終了した3議案、ただいま管理者から提出された3議案、及び陳情の審査にかかる総務・事業委員会の閉会中の継続審査について、以上10件を、本日の日程に追加し、日程の順序を変更して、審議いたしたいと思います。
これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって議案第1号ほか9件を本日の日程に追加し、審議することに決定いたしました。

追加日程第1及び追加日程第2を一括議題といたします。

〔事務局長朗読〕

追加日程第1 議案第2号 東京二十三区清掃一部事務組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

追加日程第2 議案第3号 東京二十三区清掃一部事務組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例

成澤 廣修議長 総務・事業委員会からの報告をお願いいたします。
河津章夫総務・事業委員長。

河津 章夫総務・事業委員長 総務・事業委員会に付託されました議案に対する審査の結果について報告します。当委員会に付託されました議案は、議案第2号、東京二十三区清掃一部事務組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例、議案第3号、東京二十三区清掃一部事務組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の2件であります。

議案第2号は、介護休暇制度の改正に伴い、介護休暇を承認する際の被介護者の範囲の変更について、所要の改正を行うものであります。

議案第3号は、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴い、育児休業をすることができない対象職員等について所要の改正をするものであります。
審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定しました。以上で総務・事業委員会報告を終わります。

成澤 廣修議長 ただいまの総務・事業委員会からの報告に対しご質疑はございますか。

〔「なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 特に質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りいたします。議案第2号及び議案第3号は、委員会報告のとおり可決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって議案第2号及び議案第3号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。

追加日程第3から追加日程第6までの4件を一括議題といたします。

〔事務局長朗読〕

追加日程第3 議案第1号 東京二十三区清掃一部事務組合財政調整基金条例

追加日程第4 議案第4号 平成13年度東京二十三区清掃一部事務組合一般 会計補正予算(第1号)

追加日程第5 議案第5号 平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合一般会計予算

追加日程第6 議案第6号 平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合経費分担金について

成澤 廣修議長 財務委員会からの報告をお願いいたします。
遠竹よしこ財務委員長。

遠竹 よしこ財務委員長 財務委員会に付託されました議案に対する審査結果についてご報告いたします。当委員会に付託されました議案は、議案第1号、東京二十三区清掃一部事務組合財政調整基金条例。議案第4号、平成13年度東京二十三区清掃一部事務組合一般会計補正予算(第1号)。議案第5号、平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合一般会計予算。議案第6号、平成14年度東京二十三区清掃一部事務組合経費分担金についての、4件であります。

議案第1号は、当組合における年度間の財源を調整し、財政の健全運営を図るため、財政調整基金の設置等を規定する条例を新たに制定するものであります。
議案第4号は、平成13年度予算編成後に生じた歳入歳出予算の過不足を調整するとともに、財政調整基金の設置等のため、平成13年度歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ63億4,600万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,110億2,000万円と定めるほか、繰越明許費を定め、債務負担行為及び組合債については所要の補正を行うものであります。

また、議案第5号は、平成14年度における当組合における事業運営、施設整備にかかる歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ735億4,400万円と定めるほか、債務負担行為、組合債及び一時借入金について所要の定めをするものであります。

最後に議案第6号は、当組合規約第16条に基づき、平成14年度の組合経費分担金額について総額を390億21万6,000円と定めるほか、各区の分担金額及び納付方法等について定めるものであります。
以上、議案第1号ほか3件については,質疑及び審査の結果 、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

以上で財務委員会報告を終わります。

成澤 廣修議長 ただいまの報告に対して、ご質疑はございますか。
〔「なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 特に、質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りいたします。議案第1号及び議案第4号、議案第5号及び議案第6号の4議案は、財務委員会報告のとおり可決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって、議案第1号ほか3議案は原案のとおり可決することに決定いたしました。

次に、追加日程第7から追加日程第9までの3件を一括議題といたします。

〔事務局長朗読〕

追加日程第7 議案第7号 東京二十三区清掃一部事務組合副管理者の選任同意について

追加日程第8 議案第8号 東京二十三区清掃一部事務組合収入役の選任同意について

追加日程第9 議案第9号 東京二十三区清掃一部事務組合監査委員の選任同意について

成澤 廣修議長 提案理由の説明を求めます。
石塚輝雄管理者。

石塚 輝雄管理者 議案第7号から議案第9号につきまして提案いたします理由並びに内容をご説明申し上げます。

議案第7号、東京二十三区清掃一部事務組合副管理者の選任同意については、知識経験を有する者から選任されている竹尾格君が、平成14年3月31日をもって任期満了となるため、後任を選任する必要があることから、規約第9条の規定に基づき、議会の同意を得て選任するものでございます。副管理者には竹尾格君が適任であると判断し、再び選任いたしたく議会の同意をお願いするものでございます。
議案第8号、東京二十三区清掃一部事務組合収入役の選任同意については、収入役に選任されている榑松健君が平成14年3月31日をもって任期満了となるため、新たな収入役を選任する必要があることから、規約第9条の規定に基づき、議会の同意を得て選任するものでございます。収入役には木村靖男君が適任であると判断し、議会の同意をお願いするものでございます。

議案第9号、東京二十三区清掃一部事務組合監査委員の選任同意については、知識経験を有する者から選任されている山本仁衛君が、平成14年3月31日をもって任期満了となるため、後任を選任する必要があることから、規約第13条の規定に基づき、議会の同意を得て選任するものでございます。監査委員には山本仁衛君が適任であると判断し、再び選任いたしたく議会の同意をお願いするものでございます。
以上が、議案第7号から第9号の提案理由でございます。何とぞご審議の上ご同意賜りますようお願いを申し上げます。

成澤 廣修議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
ただいまの説明に対して、ご質疑はございますか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 特に質疑なしと認め、質疑を終わります。
それでは、選任同意案件の採決を行います。
はじめに、議案第7号は、副管理者について選任同意を求める件であります。
提案のとおり同意することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は提案のとおり同意することに決定いたしました。
次に、議案第8号は収入役について選任同意を求める件であります。
提案のとおり同意することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は提案のとおり同意することに決定いたしました。
次に、議案第9号は、監査委員について選任同意を求める件であります。
提案のとおり同意することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって、本案は提案のとおり同意することに決定いたしました。
追加日程第10を議題とします。

〔事務局長朗読〕

追加日程第10 総務・事業委員会の閉会中の継続審査について

成澤 廣修議長 継続審査申出書を事務局長に朗読いたさせます。

金子事務局長 「継続審査申出書
本委員会において審査中の下記事項について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、会議規則第72条の規定により申し出ます。

1 平成14年陳情第1号
清掃工場建設計画の見直しを求める陳情
平成14年2月22日

東京二十三区清掃一部事務組合議会
総務・事業委員長 河津 章夫
東京二十三区清掃一部事務組合議会
議長 成澤 廣修 様

成澤 廣修議長 お諮りいたします。総務・事業委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって、本件は総務・事業委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
日程第10を議題といたします。

〔事務局長朗読〕

日程第10 運営委員会の閉会中の継続調査について

成澤 廣修議長 運営委員会については、議会の運営連絡等について、閉会中も調査する必要があることから、閉会中の継続調査に付することにいたしたいと思います。
これに、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

成澤 廣修議長 ご異議なしと認めます。よって、議会の運営連絡等について、運営委員会の閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
ここで、管理者から発言の申し出がございます。

石塚輝雄管理者。

石塚 輝雄管理者 第1回定例会の散会にあたりまして、一言お礼のごあいさつを申し上げます。
本定例会にご提案いたしました9件の案件につきましては、慎重なご審議の上、いずれも原案どおりご決定を賜り、ありがとうございました。ご審議の中で承りましたご意見等に十分留意いたしまして、適正な財政運営、効率的な事務の執行に努めて参る所存でございます。本日はまことにありがとうございました。

成澤 廣修議長 以上で管理者の発言は終わりました。
以上を持ちまして、本日の日程は終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。

閉会(午後3時16分)

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