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更新日:2021年9月30日
今年の5月、蒸気タービンの開放点検を実施しました。この点検は4年に一度実施する点検で、タービンを分解し、各部品の点検や整備を行うものです。
開放点検で検査する部品は多岐にわたりますが、ここでは羽根の検査を紹介します。
清掃工場ではごみを燃やすときに出る熱を利用して発電しています。蒸気タービンは、この発電をするための設備で、作られた電気は工場を動かすために使われています。
写真1はタービンの羽根部分です。近くで見ると、写真2のように、何枚もの板状の羽根が並んでいるのがわかります。羽根の間を蒸気が通る際、タービンを回転させる力が生まれます。
【写真1】タービンの羽根部分
【写真2】タービンの羽根
高速で回転しているタービンの羽根は小さな傷でも故障の原因になります。タービンが動いている間は見ることができないので、開放点検で傷を確認します。
写真3は点検中のタービンの羽根部分です。
写真1と色が違うのは、傷の検査のため、全体に特殊な薬品を塗られているからです。
羽根表面に傷がある場合は、薬品の効果で濃い赤色に変わります。これにより、見えづらい小さな傷も簡単に見つけることができるようになります。
【写真3】タービンの羽根部分(点検中)
今回の点検では羽根の他、電気系統、大歯車などの検査を実施しました。検査の結果、異常のない事を確認し、現在は通常どおり稼働しています。
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