更新日：2024年2月5日

熱エネルギーの有効利用

蒸気の流れ

ごみを燃やすと熱が出る。高温高圧の蒸気をつくる。蒸気でタービンの羽根を回転させる。電気ができる。

蒸気は、ほかにも熱交換器を介して熱供給などに利用します。使い終わった蒸気は水に戻して再利用します。

 熱エネルギーの有効利用（発電・熱供給）

清掃工場では、ごみ焼却により発生する熱エネルギーを発電や熱供給に有効利用します。

つくられた電気や高温水などは、清掃工場を稼働するために施設内で利用して、購入電力量や燃料費を削減します。

余った電気は、電気事業者へ売却します。高温水などによる熱の売却は、5施設で行っています。

令和4年度^*1熱の有効利用実績

発電量	12億2,013万kWh
売電量	7億1,280万kWh
売電収入額	127億2,071万円
熱供給量（有償）	48.5万GJ*2
売熱収入額	1億8,255万円

*1=統計の都合上、令和4年3月から令和5年2月まで
*2=GJ（ギガジュール）=10億J（ジュール）

※1高温水とは、圧力をかけることで100℃以上でも液体状態の水のことです。
※2熱供給事業者への熱の売却は、有明清掃工場、品川清掃工場、光が丘清掃工場で行っています。
※3都立施設への有償の熱供給は、新江東清掃工場と板橋清掃工場で行っています。

 

熱供給（無償）（令和5年4月現在）

工場名	供給先
有明	有明スポーツセンター
千歳	千歳温水プール
墨田	すみだスポーツ健康センター
豊島	健康プラザとしま
中央	ほっとプラザはるみ
板橋	高島平温水プール、熱帯環境植物館、高島平ふれあい館
多摩川	矢ロ区民センター※
足立	スイムスポーツセンター、悠々会館、足立清掃事務所
葛飾	水元学び交流館、水元総合スポーツセンター
世田谷	世田谷美術館
練馬	三原台温水プール、三原台児童館、三原台敬老館
杉並	高井戸地域区民センター、高井戸温水プール、高齢者活動支援センター
光が丘	光が丘体育館※、旭町南地区区民館※
目黒	田道ふれあい館、目黒区民センター

注）現在、建替中の工場については熱供給先施設の掲載をしていない。
※熱供給を休止している。