更新日：2022年9月30日

ごみクレーンの整備工事を実施しました

[写真1]クレーンバケット

令和4年5月、有明清掃工場ではごみクレーンの整備を行う工事を実施しました。ごみクレーンの故障を未然に防ぐための工事で、消耗した機器の更新などを行いました。

ごみクレーンはバケット（写真1）という部分でごみをつかみ、焼却炉に投入する設備です。有明清掃工場が2つの焼却炉で1日に燃やす400トン近くのごみは、全てこのごみクレーンによって投入されています。
本工事では、クレーンがごみを運ぶために不可欠な巻上機（写真2）とケーブルリール（写真3）を更新しました。

巻上機は4本のワイヤーでバケットを上下に動かす機器です。ワイヤードラムと呼ばれる部分でワイヤーを巻きとり、最大で4.2トンまでのごみをつかみ上げることができます。ワイヤーの巻きとりによるワイヤードラムの消耗が激しくなっていたため更新しました。
ケーブルリールはバケットに電力を送る電源ケーブルを出し入れするリールです。電力はバケットが爪を開閉するために使われます。ケーブルリールは巻上機と連動することでケーブルを適切な長さに保っています。こちらは補修に必要な部品の生産が終了したため更新しました。
その他、各機器の消耗品交換や点検を行いました。工事は無事に終了し、現在も安定して運転しています。