ホーム > 東京23区のごみ処理を知ろう! > もし清掃工場がなかったら・・・? > 埋立地の寿命はあと何年?
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江戸時代から続く埋立事業は限界に近づいている
そのまま埋立てられた粗大ごみ(写真:東京都清掃事業百年史)
わたしたちの生活の豊かさ、便利さが向上するとともに、ごみ量は増加の一途をたどることになりました。このため、ごみの排出抑制や焼却、不燃ごみ・粗大ごみの破砕による埋立量の圧縮といった課題に取り組みます。しかし、埋立処分場は膨大なごみにより次々と満杯になっていきました。現在、埋立作業が行なわれている中央防波堤新海面処分場は23区の最後の埋立処分場です。
埋立処分場で行列をつくる清掃車(写真:東京都清掃事業百年史)
残された貴重な埋立処分場を一日でも長く使用するためには、ごみの減量とともに、排出されたごみの容積を減らすことが大切です。ごみは清掃工場で焼却することで、容積が約20分の1になります。さらに、焼却した灰を溶融して「スラグ」にすると、もとのごみの約40分の1にまで減容されます。現在、東京23区のごみは様々な努力により少しずつ減少しています。東京をごみの街にしないために、一人ひとりがごみになるものを減らし、資源の再使用やリサイクルに取り組むことが大切です。
[総評]
今一人ひとりに最も求められているのは「ごみを減らす努力」